和田選手がスイングアウトの三振にうちとられた瞬間、今シーズンは終わりました。
ペナントレースから、クライマックスシリーズ、さらには日本シリーズと、今年もたくさんの試合を見ることができて、ありがたかった。以前にも書いたように、わたしは一試合でも多く応援していたいので、日本シリーズ第7戦まで来られただけで、その願いは叶えられており、もちろん勝って最後を迎えられれば最高なのですが、それよりも今季の健闘を讃えたいと思います。
日本シリーズは少ない得点と僅差で勝敗が決しているため、試合の進みかたは、終始、中日ペースで運ばれたように思われます。しかし、投手力がホークスが少しだけ上まわっていた。わたしにはそのように映りました。ドラゴンズの投手陣もいい仕事をしましたが、ホークスの投手陣のほうがもっといい仕事をした。たとえば、ノーアウト満塁のとき、ホークスの森福投手は失点ゼロで抑えたのに、ドラゴンズの小林(正)投手は1点取られました。もちろん、1点で抑えるのもたいしたものですが、ここ一番というときにはホークスの投手のほうがまさっていたと思います。
つまり、ドラゴンズ打線が打てないというより、ホークスの投手が一枚上だったということ。今回は息詰まる投手戦がくりひろげられましたが、ホークスのほうが日本一にふさわしい戦いかたをしました。
福岡ソフトバンクホークス、日本シリーズ優勝おめでとうございます。
そして、落合監督、長い間お世話になりました。落合監督のおかげで、毎年、いつもよりたくさん中日ドラゴンズの試合を見ることができました。応援する時間、そして感動の瞬間をたくさん作ってくださり、ありがとうございました。
画像は、8回にマウンドへあがり、浅尾投手に声をかける落合監督。時事通信のHPより。